【栃木県営繕 R2.4】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい
【電子納品支援システム・写管屋】栃木県(営繕)令和2年4月の電子納品手順についてポイントを解説します。
基準案が適用される時期について
令和4年4月1日以降に契約を締結する工事から適用
よくあるトラブル・エラーについて
営繕の電子納品を行う場合には、電子納品支援システム(営繕版)が必要です。
写真のみの電子納品でしたら写管屋で可能です。
成果品の提出は原則「CD-R」を使用します。
図面以外の書類はすべてPDF形式でご準備ください。
PDFファイルに変換する際は、以下の点にご注意ください。
①用紙サイズはA4縦を使用する
②フォントの埋め込みは行わず、特殊なフォントを使用しない
③パスワードなどのセキュリティの設定は行わない
④初期表示の設定を1ページ目、100%表示で設定
⑤ページ数が多い場合はしおりやサムネイルを埋め込み閲覧しやすいように作成する
オリジナルファイルを提出する場合は、PDFに変換前のExcelやWordのファイルもお手元にご用意ください。
1. 工事選択~環境設定(準備)
使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③使用する事業は「営繕」を選択
④適用基準「国土交通省 平成14年11月」を選択
「国土交通省 平成14年11月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
⑤使用するフォルダを選択
使用するフォルダが不明確な場合、すべてのフォルダにチェックを付けてください。
不要なフォルダがあっても、問題ありません。
2. 工事管理情報の入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
コリンズ・テクリスウェブサイトからダウンロードしたXML形式のCORINSデータを取り込んで、工事管理情報の手入力の手間を軽減することができます。
CORINSデータのダウンロード方法については、コリンズ・テクリスウェブサイトをご確認ください。
①コリンズ・テクリスウェブサイトからXMLファイルをダウンロードしている場合は「CORINS取込」から情報を取り込む
「工事名称」「工事分野」「工事業種」「工種」「工法型式」「工期開始日」「工期終了日」「発注者名称」「受注者名称」が取り込まれます。
CORINS取込を使用しない場合は手入力してください。
②「工事番号」「契約金額」「発注者コード」「請負者コード」「施設識別コード」「建築物識別コード」は手入力
工事番号 | 発注時の設計書に記載された「契約番号」のハイフンを除いた9桁の数字を入力 |
請負金額 | 契約金額を円単位で入力 |
受注者コード | 栃木県県土整備部建築課:30901008 栃木県県土整備部住宅課:30901008 栃木県宇都宮土木事務所:30906001 栃木県栃木土木事務所:30906005 栃木県大田原土木事務所:30906007 |
請負者コード | 建設業許可番号8桁を入力 JVの場合は0を入力 |
施設識別コード | 財産管理台帳の施設コード16桁を入力 新規施設の場合は9を16桁分入力 |
建築物識別コード | 財産管理台帳の建物コード19桁を入力 新築建物の場合は、施設識別コード+999を入力 建物以外の工作物、外構、複数の建物にかかわる設備等の場合は、施設識別コード+000を入力 |
③「施設基準点緯度経度」はすべて0と入力
④その他の項目に関しては、事前協議チェックシートを元に入力
ご不明な場合は発注者へ確認し、指示の通りにご入力ください。
⑤施設情報・建築物情報は追加して2棟目の情報を入力
⑥その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力
3. 発注図面、完成図面の取り込みと情報入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①図面は原則「SFC形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③図面を選択して、「図面種類」「図面尺度」「工事種別」をドロップダウンリストから選択
④「階数」「図面総数」「図面番号」「施設識別コード」「建築物識別コード」は手入力
「施設識別コード」「建築物識別コード」は工事管理情報で入力したコードを入力します。
⑤オリジナルファイルを取り込む
必要に応じて「オリジナルファイル作成ソフトウェア名」を入力します。
⑥レイヤリストを取り込む
⑦レイヤリストオリジナルファイルを取り込む
レイヤリストについて
完成図面で使用しているレイヤ名をリスト化した書類を指します。
ExcelやWordで作成し、PDFで保存したファイルをレイヤリストとし、元データのExcelやWordファイルをオリジナルファイルとして格納してください。
4. その他の書類の登録
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①打合せ簿の取り込み
②施工計画書の取り込み
施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をまとめてPDF出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③オリジナルファイルの取り込み
④その他資料のサブフォルダ作成と取り込み
書類関連のファイル形式について
「PDF形式」で提出してください。
オリジナルファイル(PDF変換前のWordやExcelファイル)を提出するか否かに関しては、受発注者間の協議により決定してください。
5. 写真データの作成
使用するソフト:写管屋
ここでのポイント!
①写管屋を起動
②適用基準「国土交通省(営繕部) 平成14年11月」を選択
「国土交通省(営繕部) 平成14年11月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルなどを必要に応じて入力
完成写真の取り込み
使用するソフト:写管屋・電子納品支援システム
ここでのポイント!
発注者様との事前協議で完成写真のアルバムをPDFとして納品する場合がございます。
※完成写真を電子納品していてもアルバムの提出は別途必要です。
①かんたんアルバム作成で完成写真の写真帳を作成
②PDFで出力
③電子納品支援システムに取り込む
6. 電子成果品の出力
使用するソフト:電子納品支援システム
使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。
電子成果品および工事帳票の出力
ここでのポイント!
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]にチェックを付ける
ケンテムPDFをインストールしている場合は「PDFチェックを行う」の項目が表示されます。こちらのチェックは外してください。
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力しない]を選択
⑤「スタイルシートを添付する」のチェックを外す
発注者と協議により、スタイルシートを添付するとした場合はチェックを付けます。
⑥出力完了
工事写真の出力
使用するソフト:写管屋
ここでのポイント!
①[写管屋]を起動し[データベース]を起動
②[提出データ作成]をクリック
③「フォルダー形式」を選択
④メディアの選択は、[CD/DVD/BDメディア]を選択
⑤写真情報保存設定は、写真情報に入力した項目を選択
⑥出力完了
7. 電子成果品作成支援・検査システムでのチェック
ここでのポイント!
①国土交通省 官庁営繕ウェブサイト「電子成果品作成支援・検査システムVer4.1 について」から「電子成果品作成支援・検査システム」をダウンロードし、解凍
②[検査]をクリックし、フォルダの参照
③[営繕工事]を選択してチェック
④目視チェックをしエラーがない事を確認
8. ラベル印刷
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「国土交通省 大臣官房官庁営繕部 平成14年(2)」を選択
写真の成果品の場合は「国土交通省 営繕部(写真)平成14年(2)」を選択
「国土交通省 大臣官房官庁営繕部 平成14年(2)」や「国土交通省 営繕部(写真)平成14年(2)」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③提出年月を入力
今回の成果品を提出する年月を入力します。
④ウィルス枠設定
ウィルスチェック日 | ウィルス対策ソフトで成果品をチェックした日を入力
|
ウィルス定義ファイル日付 | |
フォーマット形式
| CD-Rの場合:ISO9660(レベル1) |
⑤[印刷]をクリック
⑥メディア番号設定
1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑦プリンタの詳細設定(プロパティ)
プリンタの主な設定例
EPSON | 基本設定タブ 用紙種類:CD/DVDレーベル 給紙方法:CD/DVDトレイ |
Canon | 基本設定タブ 用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品) 給紙方法:ディスクトレイ |
ページ設定タブ 用紙サイズ:CD-Rトレイ |
⑧余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
→ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf)
⑨印刷、確認
※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。
掲載日:2024年07月17日