【福井県営繕 H27.9】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい
【電子納品支援システム・写管屋】福井県(営繕)平成27年9月の電子納品手順についてポイントを解説します。
よくあるトラブル・エラーについて
営繕の電子納品を行う場合には、電子納品支援システム(営繕版)が必要です。
写真のみの電子納品でしたら写管屋で可能です。
福井県営繕では完成図のファイル名に独自の命名規則があります。
福井県営繕では完成の写真を代表写真としてその他資料に格納する必要があります。
初回起動時に環境設定の「編集」タブの完成図のフォルダのファイル命名規則設定で「新しく作成する工事で、ファイルの命名規則を使用しない」にチェックを入れてください。
成果品の提出は原則「CD-R」を使用します。
図面以外の書類はすべてPDF形式でご準備ください。
PDFファイルに変換する際は、以下の点にご注意ください。
①用紙サイズはA4縦を使用する
②フォントの埋め込みは行わず、特殊なフォントを使用しない
③パスワードなどのセキュリティの設定は行わない
④初期表示の設定を1ページ目、100%表示で設定
⑤ページ数が多い場合はしおりやサムネイルを埋め込み閲覧しやすいように作成する
オリジナルファイルを提出する場合は、PDFに変換前のExcelやWordのファイルもお手元にご用意ください。
境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)
使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③使用する事業は「営繕」を選択
④適用基準「国土交通省 平成24年」を選択
「国土交通省 平成24年」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
⑤使用するフォルダを選択
使用するフォルダが不明確な場合、すべてのフォルダにチェックを付けてください。
不要なフォルダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定で「はい」を選択
⑦「編集」タブの完成図のフォルダのファイル命名規則設定で「新しく作成する工事で、ファイルの命名規則を使用しない」にチェックを付ける
2. 工事管理情報の入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
コリンズ・テクリスウェブサイトからダウンロードしたXML形式のCORINSデータを取り込んで、工事管理情報の手入力の手間を軽減することができます。
CORINSデータのダウンロード方法については、コリンズ・テクリスウェブサイトをご確認ください。
①コリンズ・テクリスウェブサイトからXMLファイルをダウンロードしている場合は「CORINS取込」から情報を取り込む
「工事名称」「工事分野」「工事業種」「工種」「工法型式」「工期開始日」「工期終了日」「発注者名称」「受注者名称」が取り込まれます。
CORINS取込を使用しない場合は手入力してください。
②「メディア種別」「メディアフォーマット」をドロップダウンリストから選択
③「施設基準点緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から手入力し変換
④「工事番号」「受注者コード」「施設識別コード」「建築物識別コード」を手入力
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| | 「都道府県番号」5桁+「発注所属(事務所等)番号」5桁+「整理番号」7桁の17桁の数字を入力 「都道府県番号」および「発注所属(事務所等)番号」についてはガイドラインを、「整理番号」については契約書の右下に印されている内容をご参照ください。 または、「電子納品保管管理システムへの登録」で登録申請をすると発行される請求書で17桁の数字をご確認いただけます。 |
| | 競争入札参加資格者名簿に記載されている業者番号5桁の頭に200を付け足して入力 例:業者番号09876の場合、「20009876」と入力 |
| | 福井県土木部建築住宅課営繕室が定める分類番号(第1~第3の各分類2桁の計6桁)の数字を入力 例:第1分類「1」、第2分類「5」、第3分類「10」の場合、施設(建築物)識別コードは「010510」と入力 |
⑤その他の項目に関しては、事前協議チェックシートを元に入力
ご不明な場合は発注者へ確認し、指示の通りにご入力ください。
⑥施設情報・建築物情報は追加して2棟目の情報を入力
⑦その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力
3. 発注図面、完成図面の取り込みと情報入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①図面は原則「SFC形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③図面を選択して、「図面種類」「図面尺度」「工事種別」をドロップダウンリストから選択
④「階数」「図面総数」「図面番号」「施設識別コード」「建築物識別コード」は手入力
「施設識別コード」「建築物識別コード」は工事管理情報で入力したコードを入力します。
⑤「図面ファイル名」は手入力
図面ファイル名は8文字で入力します。以下を参照してご入力ください。
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| | 工事の段階に応じて以下のいずれかを入力 基本設計「P」、実施設計「D」、施工「B」、完成「C」 |
| | 工事の種別に応じて以下のいずれかを入力 建築「B」、電気「E」、機械「M」 |
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| | 図面番号を入力 目次は「000」を入力し、それ以降は図面番号順に連番で入力 |
| | 設計変更の回数に応じて数字またはアルファベットを入力 設計変更を1度も行なっていなければ「0」を入力 設計変更が10回目の場合は、アルファベット「A」を入力 11回目は「B」、12回目は「C」を入力 |
例:建築図面(2階教室展開図:図面番号18番)の原設計(設計完了時):DB000180.SFC
建築図面(2階教室展開図:図面番号18番)の原設計(工事発注後):BB000180.SFC
⑥オリジナルファイルを取り込む
「オリジナルファイル名」は「図面ファイル名」と同じファイル名を入力します。
必要に応じて「オリジナルファイル作成ソフトウェア名」を入力します。
⑦レイヤリストを取り込む
⑧レイヤリストオリジナルファイルを取り込む
レイヤリストについて
完成図面で使用しているレイヤ名をリスト化した書類を指します。
ExcelやWordで作成し、PDFで保存したファイルをレイヤリストとし、元データのExcelやWordファイルをオリジナルファイルとして格納してください。
4. その他の書類の登録
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①打合せ簿の取り込み
②施工計画書の取り込み
施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をまとめてPDF出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③オリジナルファイルの取り込み
④その他資料のサブフォルダ作成と取り込み
書類関連のファイル形式について
「PDF形式」で提出してください。
オリジナルファイル(PDF変換前のWordやExcelファイル)を提出するか否かに関しては、受発注者間の協議により決定してください。
5. 写真データの作成
使用するソフト:写管屋・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①写管屋を起動
②適用基準「国土交通省(営繕部)平成27年」を選択
「国土交通省(営繕部) 平成27年」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルなどを必要に応じて入力
完成写真の登録
使用するソフト:写管屋・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①電子納品支援システムに完成写真を代表写真として登録
福井県営繕では完成写真を代表写真として、その他資料に格納します。
データベースから代表写真を外部に保存し、電子納品支援システムのその他資料に格納してください。
6. 電子成果品の出力
使用するソフト:電子納品支援システム
使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。
電子成果品および工事帳票の出力
ここでのポイント!
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]にチェックを付ける
ケンテムPDFをインストールしている場合は「PDFチェックを行う」の項目が表示されます。こちらのチェックは外してください。
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力しない]を選択
⑤「スタイルシートを添付する」のチェックを外す
発注者と協議により、スタイルシートを添付するとした場合はチェックを付けます。
⑥出力完了
工事写真の出力
使用するソフト:写管屋
ここでのポイント!
①[写管屋]を起動し[データベース]を起動
②[提出データ作成]をクリック
③「フォルダー形式」を選択
④メディアの選択は、[CD/DVD/BDメディア]を選択
⑤写真情報保存設定は、写真情報に入力した項目を選択
⑥出力完了
7. ラベル印刷
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「福井県(営繕工事)平成27年9月」を選択
写真の成果品の場合は「福井県(営繕工事)平成27年9月(工事写真)」を選択
「福井県(営繕工事)平成27年9月」や「福井県(営繕工事)平成27年9月(工事写真)」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③提出年月を入力
今回の成果品を提出する年月を入力します。
④「第1分類」「第2分類」「第3分類」をテキストから入力
⑤ウィルス枠設定
⑥[印刷]をクリック
⑦メディア番号設定
1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑧プリンタの詳細設定(プロパティ)
プリンタの主な設定例
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| | 基本設定タブ 用紙種類:CD/DVDレーベル 給紙方法:CD/DVDトレイ |
| | 基本設定タブ 用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品) 給紙方法:ディスクトレイ |
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⑨余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
⑩印刷、確認
※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。
更新日:2024年11月06日
掲載日:2024年07月17日