【出来形管理システム】【茨城県】「下がり管理」のデータを作成したい

【出来形管理システム】【茨城県】「下がり管理」のデータを作成したい

茨城県の「下がり管理」のデータを作成するには、出来形管理システムで 「道路出来形管理」の機能を使用して作成します。
工種を作成する為の準備を行う
1. 工種を作成する
施工管理基準より、道路出来形管理で利用する工種を参照して作成します。

1-1. 「工種作成 」→「 出来形管理基準を参照して作成する」を選択します。

1-2. 表示されたマスタ一覧から「茨城県 ・ 平成31年」を選択します。


2. 必要な工種を参照する
2-1. 検索などを行い、必要な工種にチェックを付けます。

良く使われる工種を以下に示します。工事内容によって増えたり減る可能性がありますので、ヒアリングを行って必要な工種を用意しましょう。

・表層工

・上層路盤工

・下層路盤工

・路床安定処理工

2-2. 工種の選択ができたら、決定から工種を作成します。

3. 工種が作成されたことを確認する
3-1. 工種合成を行うための工種が作成されたことを確認します。
引き続き「道路出来形管理 - 工種合成」を行います。

準備した工種を合成し道路出来形管理用の工種を作成する
1. 合成に使う工種を選択する
1-1. 合成対象とする工種を複数選択します。

2. 工種合成を行う
2-1. 「道路出来形管理」 → 「工種合成」を選択します。

3. 必要な情報を設定する
3-1. 工種名と種別名を入力します。


3-2. 厚さの管理方法を設定します。
茨城県の場合は下がり管理になるので、「下がり」を選択します。
基準高も管理する場合は「基準高も管理する」にチェックを入れます。

3-3. 管理点の設定をします。
通常「3点管理」になりますが、道路によって管理点が増える場合は左右の点を増やします。

3-4. 「幅を管理する」「道路項目以外を削除する」にチェックを入れます。
茨城県の場合、幅の管理を行いますので、チェックをいれてください。
また工種合成の元となる、工種にある測定項目は邪魔になりますので、必ず 「道路項目以外を削除する」にチェックを入れてください。
勾配に関して帳票で扱っていない為チェックは無しでも良いです。

3-5. 各層の並べ替えます。
工種の並び順を適切な層の順番にしてください。

補足
工種一覧で事前に並べ替えしておくと、ここでの作業は省略できます。

目安は 上から順に
・表層工
・上層路盤工(粒度調整路盤工)
・下層路盤工
・路床安定処理工
となります。 工事の内容に合わせて設定してください。

3-6. 「層名」を設定します。
層の名称は「手入力」で入力します。
この層名は現場に合わせて入力をしてください。

3-7. 各層の測定項目の関連付けます。
これは合成する時に、選択した各工種の測定項目の規格値を工種合成した際の 測定項目の規格値として使用するために行います。
各項目ごとドロップダウンリストから選択してください。

・「下がり」は規格値が無いので、「なし」にします。
・「幅」や「厚さ」は各工種で必要な個所に設定を行います。

3-8. 工種が合成されたことを確認します。
工種一覧に追加されたことを確認してください。

3-9. 設定内の確認
データ入力を開いて設定内容を確認してください。

作成した工種でデータ入力を行いプレビューで確認を行う
1. データを入力する
1-1. 測点を追加します。
測点追加もしくは測点一括作成等を使って、測点を追加します。

1-2. 路床(最下層)の下がりの設計値と実測値を入力します。
「CL」「L1」「R1」に入力します。

設計値と実測値の入力順について
設計値と実測値を入力する際に、「下の層」からデータを入れていくと厚さが自動計算されます。
厚さの値を効率よく確認できます。
 


1-3. 下層路盤の下がりの設計値と実測値を入力します。
「CL」「L1」「R1」に入力します。

1-4. 下層路盤の厚さが自動計算されたことを確認します。
下がりを入力すると自動で計算結果が表示されます。
規格値は「CL」「L1」「R1」全てに入っていないと帳票に反映されません。

1-5. 全ての層の幅の設計値と実測値を入力します。
「全幅」に該当する項目にデータを入れます。
帳票に反映されるのは以下の画像の赤枠部分の数字だけです。
規格値は「CL」「L1」「R1」全てに入っていないと帳票に反映されません。

測定項目の削除について
測定項目を削除した場合、規格値が帳票に正しく表示されない場合があります。
管理点が「CL」だけなど、未計測の測定項目がある場合も、削除はお控えください。
なお、測定項目を誤って削除した場合は、以下の操作で復元します。
「工種一覧」→「道路出来形」→「工種編集」→「OK」

2. プレビューで確認する
2-1. 「【道路】管理表(Ⅰ)(Ⅱ) 」「【道路】管理図」の様式でデータを確認します。
「【道路】」と表示されている様式が、道路出来形管理用の専用様式です。
該当する様式で確認をしてください。


※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

掲載日:2024年07月30日

Powered by Helpfeel