【京都府 R4.3】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい
【電子納品支援システム・写管屋】京都府 令和4年3月の電子納品手順についてポイントを解説します。
基準案が適用される時期について
令和4年4月1日以降の工事が対象
よくあるトラブル・エラーについて
チェックシステム(電納エスパー)でチェックをかけるとエラーが発生する
デキスパートおよび国交省のチェックシステムではエラーは出ないが、発注者がお使いのチェックシステム(電納エスパー)ではエラーが発生する場合があります。
これはチェックシステムにより、チェック項目が異なることが原因です。
京都府の電子納品ガイドラインでは、国交省のチェックシステムを使用することが記載されているため、電納エスパーで出るエラーに関しては監督職員と協議して、対処方法を決定してください。
境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)
使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「京都府 令和4年3月」を選択
「京都府 令和4年3月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
CAD図面作成時と同じ図面工種を選択してください。図面工種は後から変更できます。
⑤使用するバインダを選択
使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。
2. 工事管理情報の入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①「施工箇所」は[住所マスタ]から選択
今回の現場の県・市区町村を選択してください。
複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて選択してください。
②「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」「発注者コード・発注機関名」は[CORINSマスタ]から選択
今回の工事に当てはまる内容を選択してください。
「工種・工法形式」は複数回に分けて選択することが可能です。
③「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
④「発注年度」「工事番号」「工事実績システム登録番号」「工事内容」「受注者コード」「予備」は手入力
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| | 発注機関毎に固有の番号として発注機関の指示に従い入力 (公所番号(2桁)+年度(2桁)+事業目コード(3桁)+箇所決定番号(6桁)+種別番号(2桁、工事は01)+枝番(2桁))の形式で入力 複数の番号がある場合は、代表的な番号を1つ入力 |
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| | コリンズの登録番号を入力 登録がない場合は「0」を入力 |
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| | 代表的な工種と数量を入力 入力例:「〇〇工100m3」 |
| | 発注者が定めるところによる受注者のコード番号であり、発注機関の指示に従い入力 大臣知事コード(2桁)+建設業許可番号(5桁)の形式で入力 |
| | 契約番号を入力 公所番号+施工番号(発注者が使用している事業執行支援システムが起工時に発番する番号)の形式で入力 |
※入力する内容は[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
⑤その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力
3. 発注図面、完成図面の取り込みと情報入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①図面は原則「SFC形式」で提出
SFZ・P21・P2Zでも可能
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力
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| | 最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名) |
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| | 図面の縮尺を入力 ※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。 |
| | 「3.1」を選択 ※図面の赤い✕印が消えない場合は、「2.0」に変更してください。 |
④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。
4. その他の書類の登録
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①出来形書類の取り込み
展開図など数量計算用の図面は打合せ簿フォルダへ取り込みます。
出来形管理システムで入力したデータを直接取り込むこともできます。以下のFAQより詳細をご確認ください。
②施工計画書の取り込み
施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③工事打合せ簿、段階確認書などの取り込み
④工事完成図書納品書の取り込み
打合せ簿(MEET)フォルダへ取り込んだファイルで、オリジナルファイル情報の工種欄が空欄になっている場合、発注者がお使いの電納エスパーでチェックをかけるとエラーになることがあります。
本来、工種欄の入力は必要ありませんが指摘があった場合は、オリジナルファイル情報の工種欄に工種名を入力し、再度データの出力を行ってください。
5. 写真データの作成
使用するソフト:写管屋
ここでのポイント!
①写管屋を起動
②適用基準「京都府 令和4年3月」を選択
「京都府 令和4年3月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す
6. 電子成果品の出力
使用するソフト:電子納品支援システム
使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。
ここでのポイント!
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑤電子成果物の出力形式は、発注者と協議し選択
⑥出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑦検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑧打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑨写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑩出力完了
7. 電子納品チェックシステム(土木)でのチェック
使用するソフト:電子納品チェックシステム(土木)
ここでのポイント!
②チェック対象のデータを[参照]から選択
③[電子納品チェック]をクリック
④チェック結果を印刷
協議事項に伴うエラー、CADレイヤーに関するエラーは問題ないものとして扱います。
8. ラベル印刷
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「京都府 令和4年3月」を選択
「京都府 令和4年3月」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③CORINS登録番号、工事番号、契約番号、工事場所の入力
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| | コリンズの登録番号を入力 登録がない場合は「0」を入力 |
| | 発注機関毎に固有の番号として発注機関の指示に従い入力 (公所番号(2桁)+年度(2桁)+事業目コード(3桁)+箇所決定番号(6桁)+種別番号(2桁、工事は01)+枝番(2桁))の形式で入力 複数の番号がある場合は、代表的な番号を1つ入力 |
| | 契約番号を入力 公所番号+施工番号(発注者が使用している事業執行支援システムが起工時に発番する番号)の形式で入力 |
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④提出年月を入力
今回の成果品を提出する年月を入力します。
⑤ウィルス枠設定
⑥[印刷]をクリック
⑦メディア番号設定
1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑧プリンタの詳細設定(プロパティ)
プリンタの主な設定例:
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| | 基本設定タブ 用紙種類:CD/DVDレーベル 給紙方法:CD/DVDトレイ |
| | 基本設定タブ 用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品) 給紙方法:ディスクトレイ |
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⑨余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
⑩印刷、確認
※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。
更新日:2024年11月06日
掲載日:2022年12月09日