【徳島県 R5.10】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【徳島県 R5.10】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【電子納品支援システム・写管屋】徳島県 令和5年10月の電子納品手順についてポイントを解説します。

基準案が適用される時期について
令和5年10月1日以降に入札公告又は指名通知を行う工事に適用

よくあるトラブル・エラーについて
徳島県チェッカーによるチェック結果をその他資料フォルダに格納する必要があります。
一度ディスクイメージ形式でPC内に電子納品の成果品データを出力し、徳島県チェッカーでチェックを行いチェック結果を保存します。
その後、チェック結果を電子納品支援システムに取り込み、最終成果品を出力してください。

境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
 
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)

使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「徳島県 令和5年10月」を選択
 「徳島県 令和5年10月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
 CAD図面作成時と同じ図面工種を選択してください。図面工種は後から変更できます。
⑤使用するバインダを選択
 使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
 不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
 よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
 設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。

2. 工事管理情報の入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①「施工箇所」は[住所マスタ]から選択
 今回の現場の県・市区町村を選択してください。
 複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて選択してください。
 コリンズ登録がない場合、「住所コード」は空欄です。
②「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」「発注者コード・発注機関名」は[CORINSマスタ]から選択
 今回の工事に当てはまる内容を選択してください。
 「工種・工法形式」は複数回に分けて選択することが可能です。
 コリンズ登録がない場合、「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」は空欄です。
③「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
④「施設コード」はドロップダウンリストから選択
 道路の修繕など施設が関係ない場合は「その他(道路分野)」を選択します。
⑤「施設名称」の入力
 施設がある場合は施設名を手入力します。
 施設がない場合は道路や河川の名称を手入力します。
⑥「測地系(施設情報)」はドロップダウンリストから「02:世界測地(JGD2011)」を選択
⑦「施設情報平面直角座標系番号」「施設情報平面直角座標X座標」「施設情報平面直角座標Y座標」は「国土地理院ウェブサイト」で確認し手入力
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、「全点取り消し」してから施設の代表点をクリックします。
 該当する点がない場合は工事の中心を1回クリックします。
 平面直角座標に出た情報を手入力します。
⑧「発注年度」「工事番号」「工事実績システム登録番号」「工事内容」「工事担当課」「受注者コード」は手入力

発注年度

発注年度を西暦4桁で入力

工事番号

契約書の右下に記載してある契約番号14桁の数字を入力

(工事名称)

未入力の場合は入力

工事実績システム登録番号

コリンズの登録番号を入力

登録がない場合は「0」を入力

(工事開始日・工事終了日)

未入力の場合は入力

工事内容

代表的な工種と数量を入力

入力例:「〇〇工100m3」

工事担当課

工事担当課を入力

受注者コード

一般競争入札(指名競争入札)参加資格認定通知書に記載されている業者番号を入力

※入力する内容は、[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
⑨その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力

3. 完成図面および発注図面の取り込みと情報入力

使用するソフト:電子納品支援システム
完成図面・発注図面の取り込みと情報入力

ここでのポイント!
 
①図面は「SFC形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力

作成者名

最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名)

作成ソフトウェア名

「A納図」などのCADソフトの名称を入力

縮尺

図面の縮尺を入力

※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。

SXFバージョン

「3.0」を選択

※図面の赤い✕印が消えない場合は、「2.0」に変更してください。

④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
 あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
 緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。

発注図面を電子納品形式で受け取った場合の取り込み方法

ここでのポイント!
 
①[ファイル]→[データ取り込み]→[工事完成図書/情報共有システム/外部ASP]をクリック
②「DRAWINFS」フォルダを選択
③発注図面情報ファイルのみ選択して取込み

4. その他の書類の登録

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①着手前・完成写真の取り込み
 着手前・完成ともに1枚ずつjpegファイルで格納します。
②施工計画書の取り込み
 施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③その他資料のサブフォルダ作成と取り込み

5. 写真データの作成

使用するソフト:写管屋


ここでのポイント!
 
①写管屋を起動
②適用基準「徳島県 令和5年10月」を選択
 「徳島県 令和5年10月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す

6. 電子成果品の出力から徳島県電子納品チェッカーでのチェック

使用するソフト:電子納品支援システム・徳島県電子納品チェッカー


ここでのポイント!
 
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、徳島県電子納品チェッカーでチェックを行うため[ディスクイメージ]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑤出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑥検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑦打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑧写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑨出力完了
⑩徳島県ウェブサイト「 徳島県電子納品チェッカー 」ページから「徳島県電子納品チェッカー」をダウンロードし、インストール
 上記ページは、徳島県電子納品運用ガイドライン【土木工事編】令和5年10月に対応した「徳島県電子納品チェッカー Ver23.1.23100」のページです。
 最新版がある場合は、徳島県ウェブサイトからダウンロードしてください。
 ダウンロードおよびインストール手順については、上記ページ内の「インストールマニュアル」をご確認ください。
⑪チェック対象のデータを[参照]から選択
⑫[電子納品チェック]をクリック
⑬チェック結果を印刷、出力

7. チェック結果の登録から電子成果品の出力

使用するソフト:電子納品支援システム

使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアは、フォーマット(初期化)していない状態で書き込みを行ってください。


ここでのポイント!
 
①チェック結果(Excel形式)を、その他資料-その他バインダに取り込む
②[データ出力]をクリック
③チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
④メディアの選択は、[CD/DVD/BDメディア]を選択
⑤写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑥出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑦検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑧打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑨写真の情報チェックを行なう
⑩出力完了

8. ラベル印刷

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「徳島県 令和5年10月」を選択
 「徳島県 令和5年10月」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③提出年月を入力
 今回の成果品を提出する年月を入力します。
④「正・副」情報を入力
 正本の場合は「正」を入力し、副本の場合は「副」を入力します。
⑤[印刷]をクリック
⑥メディア番号設定
 1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑦プリンタの詳細設定(プロパティ)
 プリンタの主な設定例:

EPSON

基本設定タブ

用紙種類:CD/DVDレーベル

給紙方法:CD/DVDトレイ

Canon

基本設定タブ

用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品)

給紙方法:ディスクトレイ

ページ設定タブ

用紙サイズ:CD-Rトレイ

⑧余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
 →ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf
⑨印刷、確認

※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

更新日:2024年11月06日
掲載日:2024年01月25日


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