【横浜市 H31.3】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【横浜市 H31.3】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【電子納品支援システム・写管屋】横浜市 平成31年3月の電子納品手順についてポイントを解説します。

基準案が適用される時期について
令和元年10月1日から適用

よくあるトラブル・エラーについて
 
横浜市のチェックシステムでは解像度のチェックがあります。
撮影時のデジカメなどの設定を100万~300万画素程度にしてください。
 
横浜市のチェックシステムでは写真の「更新日時」と「撮影日時」の整合チェックがあります。
デジカメからパソコンへ写真を移す際などご注意ください。
 
横浜市のチェックシステムでは代表写真の枚数チェックがあります。
代表写真を必ず1枚以上登録する必要があります。

境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
 
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。

1. 工事選択~環境設定(準備)

使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「横浜市 平成31年3月」を選択
 「横浜市 平成31年3月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
 CAD図面作成時と同じ図面工種を選択してください。図面工種は後から変更できます。
⑤使用するバインダを選択
 使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
 不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
 よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
 設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。

2. 工事管理情報の入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①「施工箇所」は[住所マスタ]から選択
 今回の現場の県・市区町村を選択してください。
 複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて選択してください。
②「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」「発注者コード・発注機関名」は[CORINSマスタ]から選択
 今回の工事に当てはまる内容を選択してください。
 「工種・工法形式」は複数回に分けて選択することが可能です。
③「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
④「発注年度」「工事番号」「工事実績システム登録番号」「工事内容」「受注者コード」は手入力

発注年度

発注年度を西暦4桁で入力

工事番号

横浜市の電子入札システムと同一の契約番号(10桁)を入力

10桁の内訳は、西暦2桁+局区コード3桁+種別1桁+番号4桁です。

(工事名称)

未入力の場合は入力

工事実績システム登録番号

コリンズの登録番号を入力

登録がない場合は「0」を入力

(工事開始日・工事終了日)

未入力の場合は入力

工事内容

代表的な工種と数量を入力

入力例:「〇〇工100m3」

受注者名

受注者名の正式名称を入力

JVの場合には、JVの正式名称及び代表会社名を続けて入力

受注者コード

横浜市が定める受注者コード(7桁)を入力

受注者コードが不明な場合は、発注者までお問い合わせください

 ※入力する内容は、[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
⑤その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力

3. 完成図面の取り込みと情報入力

使用するソフト:電子納品支援システム



ここでのポイント!
 
①図面は「P21形式」で提出
 ファイルサイズが大きくなった場合等は受発注者協議により、SXF(sfc)形式を利用することができます。
 詳しくは、CAD製図基準に関する運用ガイドライン[土木編]横浜市平成31年3月 P.7「2.2. CAD データに関するファイル形式」をご参照ください。
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力

作成者名

最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名)

作成ソフトウェア名

「A納図」などのCADソフトの名称を入力

縮尺

図面の縮尺を入力

※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。

SXFバージョン

「3.1」を選択

※図面の赤い✕印が消えない場合は、「2.0」に変更してください。

④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
 あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
 緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。

4. その他の書類の登録

使用するソフト:電子納品支援システム



ここでのポイント!
 
①出来形書類の取り込み
 出来形管理システムで入力したデータを直接取り込むこともできます。以下のFAQより詳細をご確認ください。
②施工計画書の取り込み
 施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③その他資料のサブフォルダ作成と取り込み

5. 写真データの作成

使用するソフト:写管屋



ここでのポイント!
 
①写管屋を起動
②適用基準「横浜市 平成31年3月」を選択
 「横浜市 平成31年3月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す
⑥撮影箇所を入力する
⑦最低でも1枚以上代表写真のチェックをつける(提出頻度写真のチェックは不要)

6. 電子成果品の出力

使用するソフト:電子納品支援システム

使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。

横浜市への成果品データの出力について
横浜市では「工事完成図書」「工事写真」「工事帳票」を別々で作成します。
2回に分けてデータを出力してください。

「工事完成図書」及び「工事写真」の出力



ここでのポイント!
 
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑤電子成果物の出力形式設定は、[「工事完成図書」「工事写真」を出力する]を選択
 「工事完成図書」「工事写真」はそれぞれ別の成果品として出力されます。
⑥出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑦検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑧打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑨写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑩出力完了

「工事帳票」の出力



ここでのポイント!
 
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力しない]を選択
⑤電子成果物の出力形式設定は、[「工事帳票」を出力する]を選択
⑥出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑦検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑧打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑨写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑩出力完了

7. 横浜市電子納品チェッカーでのチェック
使用するソフト:横浜市電子納品チェッカー

ここでのポイント!
①横浜市のウェブサイト「横浜市電子納品チェッカーについて」ページから「横浜市電子納品チェッカー」をダウンロードし、インストール
②利用マニュアルに従って対象のデータをチェック
③チェック結果を印刷

8. ラベル印刷

使用するソフト:電子納品支援システム



ここでのポイント!
 
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「横浜市 平成31年3月(工事完成図書)」を選択
 「横浜市 平成31年3月(工事完成図書)」や「横浜市 平成31年3月(工事写真)」、「横浜市 平成31年3月(工事帳票)」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
 横浜市では「工事完成図書」「工事写真」「工事帳票」と分けて提出します。
 提出物に合わせて選択を行ってください。
③提出年月を入力
 今回の成果品を提出する年月を入力します。
④ウィルス枠設定

ウィルスチェック日

ウィルス対策ソフトで成果品をチェックした日を入力

ウィルス定義ファイル日付

フォーマット形式

CD-Rの場合:Joliet

DVD-Rの場合:UDF Bridge

BD-Rの場合:UDF 2.6

⑤[印刷]をクリック
⑥メディア番号設定
 1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑦プリンタの詳細設定(プロパティ)
 プリンタの主な設定例:

EPSON

基本設定タブ

用紙種類:CD/DVDレーベル

給紙方法:CD/DVDトレイ

Canon

基本設定タブ

用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品)

給紙方法:ディスクトレイ

ページ設定タブ

用紙サイズ:CD-Rトレイ

⑧余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
 →ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf
⑨印刷、確認

※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

更新日:2024年11月06日
掲載日:2024年07月10日

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