【沖縄県 H30.4】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【沖縄県 H30.4】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【電子納品支援システム・写管屋】沖縄県 平成30年4月の電子納品手順についてポイントを解説します。

基準案が適用される時期について
平成30年7月1日以降適用

よくあるトラブル・エラーについて
CAD製図基準に則っていない図面を提出する際には追加で操作が必要です。
本FAQの「3. 完成図面の取り込みと情報入力-CAD製図基準(案)に準拠していない完成図の格納手順」をご確認ください。

境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
 
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)

使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「沖縄県 平成30年4月」を選択
 「沖縄県 平成30年4月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
 CAD図面作成時と同じ図面工種を選択してください。図面工種は後から変更できます。
⑤使用するバインダを選択
 使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
 不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
 よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
 設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。

2. 工事管理情報の入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①「施工箇所」は[住所マスタ]から選択
 今回の現場の県・市区町村を選択してください。
 複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて選択してください。
②「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」「発注者コード・発注機関名」は[CORINSマスタ]から選択
 今回の工事に当てはまる内容を選択してください。
 「工種・工法形式」は複数回に分けて選択することが可能です。
③「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
 境界座標の場所が特定できない場合、沖縄県全域が入るように座標を入力します。
 「対象地域なし」ボタンを押すことで自動入力されます。
 詳しくは、沖縄県の電子納品に関する手引き(案)[H30年4月一部改定] P.7「3-1 沖縄県土木建築部の電子納品独自運用表 4 全般 」をご参照ください。
④「発注年度」「工事番号」「工事実績システム登録番号」「工事内容」は手入力

発注年度

発注年度を西暦4桁で入力

工事番号

入札執行結果表(契約保証用)の工事契約コード、監督員通知書及び調査職員通知書の施行番号を12桁で入力

工事番号が無い場合「0」を入力

(工事名称)

未入力の場合は入力

工事実績システム登録番号

コリンズの登録番号を入力

登録がない場合は「0」を入力

(工事開始日・工事終了日)

未入力の場合は入力

工事内容

代表的な工種と数量を入力

入力例:「〇〇工100m3」

 ※入力する内容は、[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
⑤その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力

3. 完成図面の取り込みと情報入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①図面は「P21形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力

作成者名

最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名)

作成ソフトウェア名

「A納図」などのCADソフトの名称を入力

縮尺

図面の縮尺を入力

※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。

SXFバージョン

「3.1」を選択

※図面の赤い✕印が消えない場合は、「2.0」に変更してください。

④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
 あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
 緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。
 
CAD製図基準(案)に準拠していない完成図の格納場所は「DRAWINGF/OTHRS」とします。
詳しくは、沖縄県の電子納品に関する手引き(案)[H30年4月一部改定] P.4「2-2-1 図面ファイル 」をご参照ください。

CAD製図基準(案)に準拠していない完成図の格納手順について
「ツール」→「工事設定」で開いたウインドウの「完成図面・サブフォルダ」タブ内の「図面ファイルフォルダを出力する」にチェックを付けます。
その後完成図バインダに図面を格納すると、DRAWINGF\OTHRSフォルダに出力できます。

4. その他の書類の登録

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①出来形書類の取り込み
 出来形管理システムで入力したデータを直接取り込むこともできます。以下のFAQより詳細をご確認ください。
②施工計画書の取り込み
 施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③事前協議チェックシートの取り込み
 打ち合わせ簿の末尾に事前に作成されている「事前協議チェックシート」バインダに取り込みます。
 「MEET/ORG」フォルダに格納されるように設定されています。

5. 写真データの作成

使用するソフト:写管屋


ここでのポイント!
 
①写管屋を起動
②適用基準「沖縄県 平成30年4月」を選択
 「沖縄県 平成30年4月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す
⑥「着手前及び完成写真」は代表写真にチェックを付ける
⑦各写真の工種/種別/細別を入力する
 
着手前、完成後の写真は代表写真にチェックを付けます。
提出頻度に基づく写真以外についても、工種、種別、細別の入力を行います。
詳しくは、沖縄県の電子納品に関する手引き(案)[H30年4月一部改定] P.4「2-2-2 写真ファイル 」をご参照ください。

6. 電子成果品の出力

使用するソフト:電子納品支援システム

使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。


ここでのポイント!
 
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑤出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑥検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑦打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付けない
 チェックを付けないことで、事前協議チェックシートを末尾に格納できます。
 チェックを付けて時系列に並べたい場合、事前協議チェックシートの日付の設定を一番最後の日付にした後に出力します。
⑧写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑨出力完了

7. 沖縄県電子納品チェックソフトでのチェック

使用するソフト:沖縄県電子納品チェックソフト

ここでのポイント!
 
①沖縄県建設技術センターのウェブサイト「 電子納品チェックソフトページ 」から「沖縄県電子納品チェックソフト」をダウンロードし、インストール
②操作マニュアルに従って対象のデータをチェック
③チェック結果を印刷

8. ラベル印刷

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「沖縄県 平成30年4月」を選択
 「沖縄県 平成30年4月」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③提出年月を入力
 今回の成果品を提出する年月を入力します。
④ウィルス枠設定

ウィルスチェック日

ウィルス対策ソフトで成果品をチェックした日を入力

ウィルス定義ファイル日付

フォーマット形式

CD-Rの場合:Joliet

DVD-Rの場合:UDF Bridge

BD-Rの場合:UDF 2.6

⑤[印刷]をクリック
⑥メディア番号設定
 1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑦プリンタの詳細設定(プロパティ)
 プリンタの主な設定例:

EPSON

基本設定タブ

用紙種類:CD/DVDレーベル

給紙方法:CD/DVDトレイ

Canon

基本設定タブ

用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品)

給紙方法:ディスクトレイ

ページ設定タブ

用紙サイズ:CD-Rトレイ

⑧余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
 →ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf
⑨印刷、確認
 電子媒体は、(正)のみ1部提出します。
 詳しくは、沖縄県の電子納品に関する手引き(案)[H30年4月一部改定] P.5「2-2-4 電子媒体」をご参照ください。

※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

更新日:2024年11月06日
掲載日:2023年01月16日


Powered by Helpfeel