【群馬県 R4.4】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい
【電子納品支援システム・写管屋】群馬県 令和4年4月の電子納品手順についてポイントを解説します。
基準案が適用される時期について
令和4年4月1日以降入札の工事から対応
よくあるトラブル・エラーについて
群馬県は、群馬県独自のASPを使用する事が前提とされています。
「ぐんま電子納品システム」および「ぐんま写真かんたん登録ソフト」の詳細は、群馬県ヘルプデスクにお問い合わせください。
電子納品の場合、群馬県電子納品チェックソフトでエラーが表示される
エラー内容:ファイル構成エラー「納品フォルダ(REGISTER¥ORG999)が存在しません」
2023/6/27のリリースでORG999フォルダを自動作成できるようになりました。
デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
本FAQは、群馬県独自のASPを使用しない場合の成果品の作成手順です。参考にすることがあればご参照ください。
境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)
使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム
ここでのポイント!
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「群馬県 一般土木 令和4年4月」を選択
「群馬県 一般土木 令和4年4月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
CAD図面作成時と同じ図面工種を選択してください。図面工種は後から変更できます。
⑤使用するバインダを選択
使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。
2. 工事管理情報の入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①「発注機関名」はリストから選択
今回の工事に当てはまる内容を小分類のみ選択してください。
②「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
③「発注年度」「工事番号」「施工場所」「工事内容」は手入力
発注年度 | 発注年度を西暦4桁で入力 |
工事番号 | 事業管理システムにて発行される契約管理番号を入力 |
(工事名称) | 未入力の場合は入力 |
住所(施工場所) | 今回の施工場所の県・市区町村を入力 複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて入力 |
(工事開始日・工事終了日) | 未入力の場合は入力 |
工事内容 | 代表的な工種と数量を入力 入力例:「〇〇工100m3」 |
※入力する内容は、[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
④その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力
3. 完成図面の取り込みと情報入力
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①図面は「SFC形式」または「SFZ形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力
作成者名 | 最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名) |
作成ソフトウェア名 | 「A納図」などのCADソフトの名称を入力 |
縮尺 | 図面の縮尺を入力 ※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。 |
SXFバージョン | 「3.1」を選択 ※図面の赤い✕印が消えない場合は、「2.0」に変更してください。 |
④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。
CAD製図基準対象工種以外の図面を提出する場合
ここでのポイント!
①エクスプローラからその他資料の「完成図面」バインダへ図面を取り込む
②オリジナルファイル名を入力
オリジナルファイル名は、半角英数字で最大8文字まで付けることができます。
格納したファイルの内容が分かるようにオリジナルファイル名を設定してください。
取り込む図面が「平面図」の場合のオリジナルファイル名の設定例
例1:「平面図」をローマ字変換して「HEIMENZU」と設定する
例2:同じ種類の図面が複数ある場合は「HEIMEN01」「HEI01_01」などに設定する
4. その他の書類の登録
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①出来形書類の取り込み
出来形管理システムで入力したデータを直接取り込むこともできます。以下のFAQより詳細をご確認ください。
②施工計画書の取り込み
施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
③台帳フォルダ「着工前」「完成」への写真の取り込み
④その他資料のサブフォルダ作成と取り込み
5. 写真データの作成
使用するソフト:写管屋
ここでのポイント!
①写管屋を起動
②適用基準「群馬県 一般土木 令和4年4月」を選択
「群馬県 一般土木 令和4年4月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す
6. 電子成果品の出力
使用するソフト:電子納品支援システム
使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。
ここでのポイント!
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
④写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑤出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑥検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑦打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑧写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑨出力完了
「ぐんま電子納品システム」および「ぐんま写真かんたん登録ソフト」へアップロードする場合の操作について
■書類データ
事前準備は必要ありません。
Excel、PDFなどの書類データをそのまま「ぐんま電子納品システム」へ登録してください。
■図面データ
本FAQの手順「6. 電子成果品の出力」で出力したデータの中から「DRAWINGF」フォルダ、「OTHRS」フォルダをZIP形式に圧縮してください。
圧縮したデータを「ぐんま電子納品システム」へ登録してください。
■写真データ
「ぐんま電子納品システム」を使用する場合
本FAQの手順「6. 電子成果品の出力」で出力したデータの中から「PHOTO」フォルダをZIP形式に圧縮してください。
圧縮したデータを「ぐんま電子納品システム」へ登録してください。
「ぐんま写真かんたん登録ソフト」を使用する場合
本FAQの手順「6. 電子成果品の出力」で出力したデータの中から「PHOTO」フォルダを圧縮せずにそのまま「ぐんま写真かんたん登録ソフト」へ登録してください。
「ぐんま電子納品システム」および「ぐんま写真かんたん登録ソフト」へのアップロードの操作方法は、
「ぐんま電子納品システム」および「ぐんま写真かんたん登録ソフト」のヘルプデスクにお問い合わせください。
フォルダを圧縮する手順は、該当フォルダを右クリック→[送る]→[圧縮(zip形式)フォルダ]でおこないます。
7. 群馬県電子納品チェックソフトでのチェック
使用するソフト:群馬県電子納品チェックソフト
ここでのポイント!
①群馬県ウェブサイト「 群馬県CALS/EC電子納品の運用について 」ページから「群馬県電子納品チェックソフト」をダウンロードし、インストール
②[チェック開始]をクリック
③対応省庁を選択
④対象のデータを[参照]から選択
⑤チェック結果を印刷
8. ラベル印刷
使用するソフト:電子納品支援システム
ここでのポイント!
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「群馬県 令和4年4月」を選択
「群馬県 令和4年4月」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③工事名称を入力
今回の工事の「事業名」「路線河川名」「施工箇所名」「地区名」「工区名」を入力します。
④提出年月を入力
今回の成果品を提出する年月を入力します。
⑤ウィルス枠設定
ウィルスチェック日 | ウィルス対策ソフトで成果品をチェックした日を入力
|
ウィルス定義ファイル日付 | |
フォーマット形式
| CD-Rの場合:Joliet |
DVD-Rの場合:UDF Bridge | |
BD-Rの場合:UDF 2.6 |
⑥[印刷]をクリック
⑦メディア番号設定
1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑧プリンタの詳細設定(プロパティ)
プリンタの主な設定例:
EPSON | 基本設定タブ 用紙種類:CD/DVDレーベル 給紙方法:CD/DVDトレイ |
Canon | 基本設定タブ 用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品) 給紙方法:ディスクトレイ |
ページ設定タブ 用紙サイズ:CD-Rトレイ |
⑨余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
→ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf)
⑩印刷、確認
※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。
更新日:2024年11月06日
掲載日:2023年02月15日