【静岡県(国交省 R5.3準拠) R4.10】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【静岡県(国交省 R5.3準拠) R4.10】電子納品の成果品を作成する流れを知りたい

【電子納品支援システム・写管屋】静岡県(国交省 令和5年3月版 準拠)令和4年10の電子納品手順についてポイントを解説します。

よくあるトラブル・エラーについて①
こちらの基準は、事前協議で国交省R5.3準拠で作成するとなった時にご利用ください。
静岡県(静岡県CAD製図基準R5.3対応版)令和4年10月のルールで提出する場合は下記のリンクからご確認ください。

よくあるトラブル・エラーについて②
一部のその他資料を出力した場合、ASPにアップロードする際にエラーが発生します。

ORG001

設計図書(特記仕様書、発注図、現場説明書等)

ORG002

契約関係書類(現場代理人通知書等、工程表)

ORG003

休日・夜間作業届(様式-5を含む)

ORG106

建退共証紙受払簿(写)

上記のその他資料を出力した場合は、出力した「OTHRS.XML」ファイルを修正する必要があります。
本FAQの「6. 電子成果品の出力」の「「OTHRS.XML」ファイルの修正について」をご確認ください。

境界座標緯度経度の入力手順について
現在、国土地理院「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」が、メンテナンスに伴いサービスを停止しており、
本FAQでご紹介している「境界座標入力支援サービス」を使用した工事管理情報や完成図面の取り込み時の基準点情報の緯度経度の入力がご利用いただけなくなっております。
 
下記FAQにて、「境界座標入力支援サービス」を使用せずに経度緯度情報を入力する手順を掲載しています。
「測量成果電子納品境界座標入力支援サービス」のメンテナンスが完了するまでの期間は、下記FAQをご確認のうえ、境界座標緯度経度を入力してください。
1. 工事選択~環境設定(準備)

使用するソフト:デキスパート基本部・電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①デキスパート基本部にて、使用する工事を選択
②電子納品支援システムを起動
③適用基準「静岡県(国交省 令和5年3月版 準拠) 令和4年10月」を選択
 「静岡県(国交省 令和5年3月版 準拠) 令和4年10月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
④図面工種を選択
 本来CAD図面作成時と同じ図面工種を選択しますが、栃木県の工事ではその他資料以外に書類などを格納しません。
 [001道路]を選択してください。
⑤使用するバインダを選択
 使用するバインダが不明確な場合、すべてのバインダにチェックを付けてください。
 不要なバインダがあっても、問題ありません。
⑥環境設定を行う
 よく使用するファイルの拡張子を設定することができます。
 設定する必要がない場合は、[いいえ]ボタンで設定画面を閉じてください。

2. 工事管理情報の入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①「施工箇所」は[住所マスタ]から選択
 今回の現場の県・市区町村を選択してください。
 複数の地域にまたがる場合は、複数回に分けて選択してください。
②「工事分野」「工事業種」「工種・工法型式」「発注者コード・発注機関名」は[CORINSマスタ]から選択
 今回の工事に当てはまる内容を選択してください。
 「工種・工法形式」は複数回に分けて選択することが可能です。
③「境界座標緯度経度」は「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、工事の起点・終点をそれぞれ地図上でクリックすると、境界座標が表示されます。
④「施設コード」はドロップダウンリストから選択
 道路の修繕など施設が関係ない場合は「その他(道路分野)」を選択します。
⑤「施設名称」の入力
 施設がある場合は施設名を手入力します。
 施設がない場合は道路や河川の名称を手入力します。
⑥「測地系(施設情報)」はドロップダウンリストから「02:世界測地(JGD2011)」を選択
⑦「施設情報平面直角座標系番号」「施設情報平面直角座標X座標」「施設情報平面直角座標Y座標」は「国土地理院ウェブサイト」で確認し手入力
 「国土地理院ウェブサイト」で地図を表示し、「全点取り消し」してから施設の代表点をクリックします。
 該当する点がない場合は工事の中心を1回クリックします。
 平面直角座標に出た情報を手入力します。
⑧「発注年度」「工事番号」「工事実績システム登録番号」「工事内容」「ICON対象」「BIMCIM対象」「工事担当課」「受注者名」「受注者コード」は手入力

発注年度

発注年度を西暦4桁で入力

工事番号

設計書に記載されている工事番号(設計書コード)から、空白と-(ハイフン)を除いた13桁の数字を入力

(工事名称)

未入力の場合は入力

工事実績システム登録番号

コリンズの登録番号を入力

登録がない場合は「0」を入力

(工事開始日・工事終了日)

未入力の場合は入力

工事内容

代表的な工種と数量を入力

入力例:「〇〇工100m3」

ICON対象

対象工事なら「1」、対象工事でない場合は「2」を選択

BIMCIM対象

対象工事なら「1」、対象工事でない場合は「2」を選択

工事担当課

工事担当課を入力

受注者名

受注者名の正式名称を入力

JVの場合には、JVの正式名称及び代表会社名を続けて入力

受注者コード

発注者が定める受注者コードを入力

 ※入力する内容は、[アシスタント]ボタンをクリックして表示されるアシスタント画面に記載されています。
⑨その他の項目は必須項目ではないので、任意で入力
3. 完成図面の取り込みと情報入力

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①図面は「SFC形式」または「SFZ形式」で提出
②エクスプローラから図面を取り込む
③すべての図面を選択して、「作成者名」「作成ソフトウェア名」「縮尺」「SXFバージョン」を一括で入力

作成者名

最終的な図面を作成した会社名を入力(基本は受注者の会社名)

作成ソフトウェア名

「A納図」などのCADソフトの名称を入力

縮尺

図面の縮尺を入力

※図面に縮尺が記載されている場合は、一覧から「ZUSHI」(図示)を選択してください。

SXFバージョン

「3.1」を選択

④[編集]→[図面番号一括入力]で、図面番号を連番で設定
 あらかじめ連番にしたい順序にドラッグで並べ替えてください。
⑤1ファイルごと、図面ファイル名を入力
⑥「平面図」「位置図」「一般図」の場合は、基準点情報緯度経度を「国土地理院ウェブサイト」から取り込む
 基準点情報緯度経度は、現場内の1点の緯度経度情報を入力します。
 緯度経度の情報がない場合は、現場の中心付近の情報を入力します。
4. その他の書類の登録

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①施工計画書の取り込み
 施工計画書作成支援システムで作成した施工計画書をExcel出力する方法については、以下のFAQより詳細をご確認ください。
②出来形書類の取り込み
 オリジナルファイル名で扱える文字は半角大文字(A~Z)・半角数字(1~9)・アンダースコア(_)です。
 オリジナルファイル名は8文字以内で名前をつけてください。
 出来形管理システムで入力したデータを直接取り込むこともできます。以下のFAQより詳細をご確認ください。
③その他資料のサブフォルダ作成と取り込み
 静岡県令和4年10月のその他資料の格納先は以下となっています。

ORG001

設計図書(特記仕様書、発注図、現場説明書等)

ORG002

契約関係書類(現場代理人通知書等、工程表)

ORG003

休日・夜間作業届(様式-5を含む)

ORG004

材料承認願

ORG005

工事工程月報

ORG101

出来形管理

ORG102

段階確認・立会願

ORG103

安全・訓練等の実施報告書

ORG104

建設副産物

ORG105

残土処分

ORG106

建退共証紙受払簿(写)

ORG107

総合評価履行確認シート

ORG108

品質証明書

ORG109

品質管理表

ORG110

使用材料品質証明書

ORG111

創意工夫・社会性等に関する実施状況

ORG201

CAD製図基準案に準拠しない図面が貸与された場合に利用

参照元:静岡県情報共有・電子納品運用ガイドライン P.5「3.2 フォルダ構成」
④台帳フォルダ「着工前」「完成」への写真の取り込み

5. 写真データの作成

使用するソフト:写管屋


ここでのポイント!
 
①写管屋を起動
②適用基準「静岡県(静岡県 令和5年3月版 準拠) 令和4年10月」を選択
 「静岡県(静岡県 令和5年3月版 準拠) 令和4年10月」の基準がない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③ツリーを作成
④任意フォルダから写真を取り込む
⑤写真タイトルを入力し、赤い✕印を消す

6. 電子成果品の出力

使用するソフト:電子納品支援システム

使用するメディアの状態について
CD-RやDVD-Rなどのメディアに直接書き込みする際は、フォーマット(初期化)していないメディアに書き込みを行ってください。


ここでのポイント!
 
①[データ出力]をクリック
②チェック項目選択は、[情報チェック]と[レイヤ名チェック]にチェックを付ける
③納品方法の種類は、[電子媒体]を選択
④メディアの選択は、事前にチェックシステムでチェックを行う場合は[ディスクイメージ]、直接メディアに保存する場合は[CD/DVD/BDメディア]を選択
⑤写真データの出力は、[写真データを出力する]を選択
⑥電子成果物の出力形式は、発注者と協議し選択
⑦出力対象フォルダは、出力するフォルダを選択
⑧検査・閲覧ソフト添付設定は、[検査閲覧ソフト添付しない]を選択
⑨打合せ簿の並び順は、[打合せ簿を時系列に並べる]にチェックを付け、[発行日付]を選択
⑩写真の情報チェックでエラーがあれば、確認して修正
⑪出力完了

「OTHRS.XML」ファイルの修正について

ORG001

設計図書(特記仕様書、発注図、現場説明書等)

ORG002

契約関係書類(現場代理人通知書等、工程表)

ORG003

休日・夜間作業届(様式-5を含む)

ORG106

建退共証紙受払簿(写)

上記のその他資料を出力した場合は、以下の手順で出力した「OTHRS.XML」ファイルを修正する必要があります。
 
①「OTHRS.XML」ファイルをメモ帳で開く
②「OTHRS.XML」ファイル内の<その他サブフォルダ日本語名>で使用されている半角括弧「()」を全角括弧「()」に書き換える
③上書き保存

ASPへアップロードする場合の準備について
作成した「DRAWINGF」「PLAN」「MEET」「OTHRS」などのフォルダごとに圧縮します。
該当フォルダを右クリック→送る→圧縮(zip形式)フォルダと選択して圧縮できます。
ASPへのアップロードの操作方法は、ASPのヘルプデスクにお問い合わせください。
7. 電子納品チェックシステム(土木)でのチェック
使用するソフト:電子納品チェックシステム(土木)

ここでのポイント!
 
①国交省ウェブサイト「 電子納品チェックシステムダウンロード 」から「電子納品チェックシステム(土木)」をダウンロードし、インストール
②チェック対象のデータを[参照]から選択
③[電子納品チェック]をクリック
④チェック結果を印刷
 SFC形式の図面をDRAWINGフォルダに格納すると電子納品チェックシステムでエラーが出ます。運用上、DRAWINGフォルダに関するエラーが出た場合は無視してください。
 詳しくは、静岡県情報共有・電子納品運用ガイドライン P.10「6.4 CADデータ形式」をご参照ください。

8. ラベル印刷

使用するソフト:電子納品支援システム


ここでのポイント!
 
①電子納品支援システムにて、[ラベル印刷]をクリック
②テンプレートで「国交省 令和5年3月」を選択
 「国交省 令和5年3月」のテンプレートがない場合は、デキスパート基本部で自動アップデートを行ってください。
③提出年月を入力
 今回の成果品を提出する年月を入力します。
④ウィルス枠設定

ウィルスチェック日

ウィルス対策ソフトで成果品をチェックした日を入力

ウィルス定義ファイル日付

フォーマット形式

CD-Rの場合:Joliet

DVD-Rの場合:UDF Bridge

BD-Rの場合:UDF 2.6

⑤[印刷]をクリック
⑥メディア番号設定
 1枚ですべて収まった場合は、開始メディア番号「1」、終了メディア番号「1」、総メディア枚数「1」となります。
⑦プリンタの詳細設定(プロパティ)
 プリンタの主な設定例:

EPSON

基本設定タブ

用紙種類:CD/DVDレーベル

給紙方法:CD/DVDトレイ

Canon

基本設定タブ

用紙の種類:プリンタブルディスク(推奨品)

給紙方法:ディスクトレイ

ページ設定タブ

用紙サイズ:CD-Rトレイ

⑧余白設定:詳細は下記PDFをご参照ください。
 →ラベル印刷設定【P22】(labelsetting_guide.pdf
⑨印刷、確認

※本FAQは、掲載時点の最新バージョンで作成しております。現在の最新バージョンの操作方法と異なる場合がございますので、予めご了承ください。

更新日:2024年11月06日
掲載日:2023年11月06日


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